≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

SENNHEISER HD650 レビュー

Pic_HD650.png
上写真ではケーブルはHPC-35HDX SILVER/1.3に交換してある

実売4万円強のヘッドホン。

※リンク メーカー製品情報ページ Amazon


■インピーダンス特性
Imp_HD650.png




■HD650におけるリケーブルの効果

リケーブルで何がどう変わるかという基本的なことについてはこちらを。
http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-68.html

HD650では100Hz弱、f0付近のインピーダンスが高くなっているため、
定性的にはケーブルの抵抗値が高いほどこの辺りが強調されることになる。
この効果が定量的にどの程度の大きさなのか計算してみたのが次の表。

HD650 ケーブルの効果
ケーブルケーブルの
直流抵抗 (Ω)
ケーブルによる
周波数特性変化 (dB)
HD650純正ケーブル1.60.0190
HPC-35HDX SILVER/1.30.140.0017

純正ケーブル(3m)の直流抵抗は1.6Ω(テスターで測定, Signal:0.8Ω, GND:0.8Ω) 。
HPC-35HDX SILVER/1.3(1.3m)の直流抵抗は
0.14Ω(計算値, Signal:0.072Ω, GND:0.068Ω)。
HD650ドライバのインピーダンスをmin 320[Ω], max 570[Ω],
ケーブルのインピーダンスをR[Ω]とすると, ケーブルによる周波数特性変化は
20*LOG10{570/(570+R)}-20*LOG10{320/(320+R)} [dB] となる。
ただし、装着によってインピーダンスmaxは500Ω強にまで下がり、
アンプの出力インピーダンスも多少あるため、実際にはケーブルの影響はさらに小さくなる。


つまり、純正ケーブルからHPC-35HDX SILVER/1.3に変えると
f0辺りの帯域が0.02dB程減少するということになる。
この差は人間の弁別閾と1ケタ以上離れており、まず聞き分けできないと考えられる。
http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-82.html

もしかなり細長いケーブルを使い抵抗が10Ωになったとしても
周波数特性変化は0.1dBにしかならない。
イヤホン用のかなり細いケーブルでも1mあたり~2Ωであり、
http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-69.html
これを5m使っても10Ω以下ということを考えると
常識的な太さ、長さ、素材、構造のケーブルではHD650の音質は変わらないと言える。
どうしてもケーブルで音質を変化させたければ
ケーブルに抵抗/コンデンサ/コイルを仕込んだり、極細3線ステンレスケーブルを使ったりと
方法がないわけではないが、こんなことをする意味があるかは疑問。



ちなみに、ちょっとした装着位置やパッドの潰れ具合の違いで
周波数特性は容易に1dB以上変化する。
しかもケーブルによる変化は基本的に周波数特性(振幅/位相)だけなのに対し、
装着具合が変われば周波数特性以外に歪率、共振ピークの位置なども変化する。
詳しくは以下の各リンク先参照。
音質的にはケーブルなどよりこちらの方が断然重要。

なお、私がわざわざケーブルを交換しているのは
純正ケーブルが私の使用環境には長すぎたため。




■参考リンク

Innerfidelity 周波数特性などの測定データ
http://www.innerfidelity.com/images/SennheiserHD650.pdf

GoldenEars 周波数特性などの測定データ
http://en.goldenears.net/11616

Mountain_Rice_Oppose 測定&レビュー記事
http://rinchoi.blogspot.jp/2012/10/sennheiser-hd650-updated.html

The effect of break-in: Sennheiser HD650
http://rinchoi.blogspot.jp/2012/04/introduction-it-is-generally-known-that.html
エージングやイヤーパッド交換によるHD650の特性変化について詳しく書かれている 。

イヤパッドのヘタレによる音質の変化
http://sonove.angry.jp/HD650_Pad_effect.html

ヘッドホンのケーブルを換えて測定してみる
http://fuchinove.ninja-mania.jp/page016.html
HD650にmobius2(1.5m)と標準ケーブル(3m)を使った場合の特性が比較されている。

リケーブルによるインピーダンス特性変化
http://blog-imgs-52.fc2.com/m/o/n/monoadc/Imp_HD650_recable.png
私が測定したもの。HD650ではボイスコイルのインピーダンスが300Ωもあり、
温度が1℃変わるだけで直流抵抗は1.2Ω程も変化してしまう。
測定→ケーブル交換→測定の間厳密に温度を一定にしていたわけではないこと、
純正ケーブルの方はステレオミニプラグへの純正変換アダプタを挟んで測定した結果であることから
上下への細かいずれを正確に見るのは無理だが、一応やってみたもの。





■私の主観的評価

素晴らしい音響特性(各サイトの測定データ参照)、十分に耳を覆いかつ大きすぎず肌触りの良いパッドによる装着感の良さ、交換用パッドやケーブル入手の容易さなどを考えると、現在最高のヘッドホンの一つだと思う。

私にとっては一番好きなヘッドホン。




| ヘッドホン | 19:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。