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HD650の音響的(?)クロストーク

HD650におけるケーブル以外の要因によるクロストーク、
つまりLch(左側)のドライバから出た音が右耳にどの程度入るかの測定結果。
正確にはどう呼ぶべきモノなのか私は知らないので、
ここでは便宜的に音響的クロストークと呼ぶことにする。


■測定条件

マイクはWM-61A
印加電圧は1kHz, 0dBFSのサイン波出力時に0.1Vrmsとなる電圧
Artaの0dBTSP信号を使い測定
Number of averagesを10,Sampling rateを44100Hzにした以外はDefault設定
その他の機材などはいつも通り



■測定手順

1.ケーブルで生じるクロストークを排除するため
 HD650の本体側Rchのコネクタを抜き、Rchのドライバを絶縁した
2.左耳外耳道入口にWM-61Aを置き、HD650を装着して
 Lchのドライバ→左外耳道入口での周波数音圧特性を測定
3.右耳外耳道入口にWM-61Aを置き、HD650を装着して
 Lchのドライバ→右外耳道入口での周波数音圧特性を測定
4.HD650を装着したままアンプからプラグを抜き、
 HD650装着時の右外耳道入口でのノイズレベルを測定



■測定結果
HD650_crosstalk_wo_cable.png
上から順にLch→左外耳道入口、Lch→右外耳道入口(クロストーク)、ノイズフロア。
60Hzはハムノイズ。

HD650の音響的クロストークは1kHz以上では概ね-40dB~-50dB程度のよう。
低域ではノイズフロアに埋もれて音響的クロストークの大きさは分からないが、
放射インピーダンスの低下を考えると-50dB以上になることはないだろう。
外耳道入口での測定結果なので、鼓膜位置で測れば多少は変わるかも。
ダミーヘッドを使えば鼓膜位置で測定でき、かつ低域のS/Nも確保しやすいので
誰かやってみて欲しいところ。



■参考情報

ヘッドホンアンプ出力段+ケーブルの共通GNDによる逆相クロストークは
3線ケーブルのヘッドホンで-50dB~-30dB程度。
4線ケーブルではDAPやアンプ次第になるが、概ね~-50dB程度。
http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-67.html

HD650+HP-A7の系では共通GND由来の逆相クロストークは全域で-80dB程度。
http://blog-imgs-31.fc2.com/m/o/n/monoadc/RMAA_HP-A7.png

EBUの推奨値によると、ステレオ伝送系では、
アンプ出力部までのクロストークは全域で-26dB以下なら十分であるらしい。

Crosstalk_EBU_stereo.png 

牧田康雄, 現代 音響学, オーム社, 1986, p132
表3.1 ステレナ伝送系の再生端における諸特性の推奨規格 より

ただし、ヘッドホン再生とステレオ再生はそもそも別物であることには要注意。




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