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ヘッドホンアンプのギャングエラー

ヘッドホンアンプのギャングエラー(左右の音量差)について。

左右で音量が違う、などというのはHi-Fiを目指すならあり得ないと言えます。
また、ボリュームをいじると左右の音量バランスが変わるのが好み、
という人もいないでしょうから、ギャングエラーは小さいに越したことはありません。

市販のアンプでは、残念なことに人間の耳でもはっきりわかるレベルの
ギャングエラーが発生してしまうものが多いようです。
そのため、個人的には、ギャングエラーはヘッドホンアンプの特性の中でも
出力インピーダンスと並んで最も注意すべき特性であると考えています。

以下、ギャングエラーの対策といくつかの機種についての測定結果など。


■ヘッドホンアンプのギャングエラー測定結果

ボリュームの目盛り位置を0.5(0と1の間)、1、2、3、…、10にしたときの
11点でのギャングエラーを測定しました。
HP-A7はわけ(※)あって3個体測定できました。
Toppipng D2はボリュームに目盛りがないので、
HP-A7の各測定点と出力を合わせて測定しています。

結果は次の通り。
GE_Amp.png
なお、ここには載せていませんが、KAF-A55はどのボリュームでも
ギャングエラーが完全に0でした。デジタルボリュームなので当然ですが。


ギャングエラーはボリュームの個体差によるものなので、
これらは各機種の特性というより各個体の特性です。
(もちろん、比較的精度の良いボリュームを使っている機種では
大きなギャングエラーが出る個体は少ない、というようなことはあるでしょうが。)




■ギャングエラー対策

1.原理的にギャングエラーの発生しない機種を選ぶ
具体的な例を挙げるとKAF-A55などデジタルボリュームを採用したものですね。
また、HP-A8など電子ボリュームを採用したものもギャングエラーは出にくいようです。
ただ、ボリューム以外にも各自こだわりたい点はあるでしょうし、
いつもこういう機種を選べるとは限りませんね。


2.アンプに入力する信号の電圧レベルを下げる
小音量時にはギャングエラーが出てしまうが、
ボリュームを回すと問題ない、という場合の対策(上図、HP-A7①など)。
PC側のボリュームを下げる、入力用にアッテネータ入りケーブルを使うなどして
アンプに入力する信号を小さくすることにより、ボリュームを回せるようにします。
※JVCケンウッド(ビクター)の抵抗入りラインケーブル CN-40E


3.出力段にアッテネータ(抵抗入りケーブル)を使う
こちらも2と同じく小音量時にはギャングエラーが出てしまうが、
ボリュームを回すと問題ない、という場合の対策(上図、HP-A7①など)。
抵抗入りケーブルで音量を落とすことでボリュームを回せるようにするということです。
ただ、この方法では出力インピーダンスが増加してしまうことになるので
使用しているイヤホン/ヘッドホンによっては周波数特性に影響が出てしまいます。
※出力インピーダンスと周波数特性の関係についてはこちら
簡単ではありますが、いつでも使える方法ではないということですね。


4.中古ショップの利用
中古品を扱っているお店に行き、ギャングエラーを測定させてもらいましょう。
1kHzサイン波を入れたDAPとケーブル、ICレコーダーを持っていけば
その場ですぐに測定、確認できます。
自分が許せる程度にギャングエラーの小さい個体があればそれを買いましょう。
なければどうしようもありませんが。


5.ボリュームを交換する
ボリューム交換は改造の中ではかなり簡単な部類と思われます。
はんだごてさえ使えれば多くの機種でできると思います。
ボリュームは一個100円~2000円程度(?)でいろいろ売られていますので、
複数購入してテスターなどで測り、左右差の小さい個体を選別して使いましょう。
ただし、当然メーカー保証は受けられなくなってしまうのでご注意を。


6.同じ機種を複数買って選別
最終手段です。上記5つの手段で解決できない人にはこれしかありません。
余った個体は中古屋さんにでも売ってしまいましょう。
かなりお金がかかるのでオススメはし難い手段ですが、
高級ケーブルなどと違って効果は確実にあるので全くの無駄ではありません。


と、いろいろ書きましたが、ギャングエラー対策は本来メーカーがやるべきことだろうと思います。
「高音質」を謳って何万円もする機器を売るなら
振動対策が~とかケーブルの線材が~とかどうでもいい宣伝文句を入れる前に
ボリューム位置~以上ではギャングエラー~dB以下とか保証すべきでしょうに。
消費者が賢くならない限りどうにもならないでしょうが。




※HP-A7が3個体測定できたのは、二度不良品に当たってしまったからです。

①は私が最初に購入したものです。
ボリューム1以下ではギャングエラーが大きくなってしまうものの、まあこんなものかなといった感じ。
特性は問題なかったのですが、ボディに最初から傷が入っていたので初期不良として返品しました。

②は①と交換で私の元に来たもの。見ての通りひどいギャングエラーがあり、
全く使い物にならないレベルだったのでまたまた初期不良として返品しました。

③は②と交換で私の元に来て、今もずっと使っているもの。
これは超当たり個体と言っていいと思います。
正直ボリューム1以下でギャングエラーが出ることは覚悟していたのですが、
幸い私の耳では全く気にならないレベルでした。
イヤホンを接続するときは0.5~1の間で使うことも多いので、
個人的には最高の個体が手に入ったと思っています。
二度も不良品に当たってうんざりしていましたが、結果的にはラッキーでした。

| 音質に影響する要因 | 18:10 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

量産品と言うのはそんなもんです。

| SCALA | 2015/04/16 11:27 | URL |















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