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イヤホン、ヘッドホンの個体差

FR_AURVANA_In-Ear2_2345_RECD_N.png
AURVANA In-Ear2 8個体の周波数特性

なぜかあまり知られていないようですが、イヤホンやヘッドホンには個体差があります。
エージングや、ケーブルの線材をOFCから7N銅に変えた時の変化などとは
比べ物にならないほど大きな差です。

実際どの程度特性の個体差、ばらつきがあるのかは
各イヤホンのレビューページでLchとRchの差を見てもらえば分かりますが、
ここではカナル型を対象として数例ピックアップして紹介します。


■異常な共振ポイントが存在する例

イヤホンの中にはそれなりの確率でこういう個体が混じっています。
半不良個体と言ってもいいかもしれません。
(多くは普通に使っていても気づかれないレベルだと思いますが。)


私の手持ちで一番わかりやすい例はHP-CN45のLch、Rchです。
インピーダンス特性にいくつか異常なピークがあり、
対応するポイントで周波数特性にもピークやディップが生じていることが分かります。

FR_HP-CN45.png
Imp_HP-CN45.png

これほど大きな異常がある個体はあまり見られませんが、
より小さな異常はかなりの確率で見られます。




■左右差が大きい例

先程の例のような分かりやすい異常はなくとも、
左右の個体間の差が大きなものもあります。

FR_q-JAYS_LE_RECD_N.png
Imp_q-JAYS_LE.png

私の手持ちでの例
UE100 http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-120.html
XBA-10 http://monoadc.blog64.fc2.com/blog-entry-133.html




■左右差が小さかった例

逆に、私の手持ちで比較的左右の特性がよくそろっていると思われるのは
AURVANA In-EarER-4PTあたりです。
(ER-4PTはメーカーが個体差に気を使って左右のマッチングを行っています。)
これらの場合でさえも、インピーダンスを測定すれば
確実に違いが見える程度の個体差はあります。





■メーカーの公式スペックからわかる個体差

BA型イヤホンに使用されるレシーバについては、
knowlesやSonionのカタログに公差についての情報があります。
http://www.knowles.com/search/product.htm?x_sub_cat_id=10
http://www.sonion.com/Products/Transducers/Receivers.aspx

例えば、よく使われるknowles TWFKやSonion 2356について見てみると
各帯域で±3dBぐらいの誤差はあるものだということが分かるでしょう。
http://www.knowles.com/search/prods_pdf/TWFK-30017-000.pdf
http://www.sonion.com/Products/Transducers/Receivers/~/media/Files/Products/Data%20Sheets/Transducers/Receivers/Receivers%202300/Receiver%202300/2356_v2.ashx


ダイナミック型の例としては、
フォスター電機(FOSTEX)の企業向け製品カタログにデータがあります。
http://www.foster.co.jp/products/index.html
機種により異なりますが、大体の目安としては
インピーダンスで±30%、音圧レベルで±3dBの個体差はあるようです。




このようにイヤホンの個体差はなかなか無視できないものです。
皆さんの手持ちのイヤホンも、LchとRchの特性を測定してみれば、
チープな測定機器でもほぼ確実に違いが見えると言ってよいでしょう。
人間の耳でも弁別できそうなほど違いが大きな場合も多いです。
測定機材をもってしてもなかなかはっきりとした違いが見られない
エージングによる変化などとは比べ物になりません。

| 音質に影響する要因 | 20:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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