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抵抗入りケーブル(アッテネータ)と音質

ER38-24やER4P-24などの抵抗入りケーブル(アッテネータ)
ヘッドホンアンプとイヤホン(ヘッドホン)の間に入れて使用した場合、
音質面ではどのような効果があるのか?ということについて。



■抵抗入りケーブルを使うことの意味

Output_Impedance.png

イヤホン・ヘッドホンに対して抵抗入りケーブルを使うのは
DAPやヘッドホンアンプの出力インピーダンスを増加させるのとほぼ等価です。

たとえば、出力インピーダンス1Ωの機器に抵抗値82ΩのER38-24を使うと
機器の出力インピーダンスが83Ωになったものとみなせます。


■抵抗入りケーブルの音質への影響

1.周波数特性の変化

一番重要なのがこれ。
AURVANA In-Ear2、hf3、TripleFi 10(10Pro)の例を示します。
Zo_FR_AURVANA_In-Ear2_N_RECD.png
Zo_FR_hf3_N_RECD.png
Zo_FR_TripleFi_10_N_RECD.png
赤い曲線が各イヤホンをHP-A7に直接つないだときの周波数特性で、
そこに3Ω、20Ω、82Ωの抵抗入りケーブルを使うと周波数特性は
それぞれ緑、青、紫のようになります。

周波数特性が変化する原理についてはこちらの記事を、
他のイヤホンの場合にどのように変化するのかはこちらの記事をご覧ください。

このようにはっきりとした変化が出るのはBA型イヤホンの場合のみで、
ダイナミック型(オープン型やヘッドホンも含む)ではそれほど変化しないものが多いです。


2.クロストークの変化

イヤホン・ヘッドホンにおいて、逆相クロストークの大きさは
(アースの共通インピーダンス) / (全体のインピーダンス) の値によって決まりますが、
抵抗入りケーブルを使うことによって全体のインピーダンスが大きくなるため
クロストークは小さくなります(※)。
このときのクロストークの減小量はオームの法則から容易に計算できますが、
クロストークがどの程度変化すれば聴感に影響するかのデータを私は知りません。
そのため、この変化が聴感に影響するかどうかは分かりません…


※アース線が分離構造になっていて共通インピーダンスが0に近いイヤホンでは
 もともとクロストークは皆無なのでほぼ効果なし、というかむしろ増加することもありえます。



3.S/Nの改善

抵抗をはさんだ分プレイヤーやアンプのボリュームを大きくすることになるので
S/Nを大きく取れます。
ホワイトノイズが気になる機器を使っている場合にはありがたいことです。




以上のように、抵抗入りケーブルを使用することにより
単純に音量を小さくする以外の効果が出る場合もあります。

特にBA型イヤホンでは周波数特性を大きく変えることができ、
上手く利用すれば音質調整に非常に役立ちます。

自作すれば500円以下で好きな抵抗値のものが作れるのもいいところ。
もちろん市販の抵抗入りケーブルを買うのもありですが。


ちなみに、抵抗入りケーブルを使って容易に音質調整ができるというのは
私がシングルBA型イヤホンを好きな理由の一つでもあります。



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